
「大野の町を賑やかにしたい!」
という思いで、長司さんは、三年前に脱サラをして、鍛冶屋さんをはじめました。
前にも紹介しましたが、大野鍛冶は県下でも歴史のある郷土の産業です。
その大野鍛冶が消え行くのを彼は憂えたのです。
しかし、周りの反応は冷ややかでした。
「あれは大野鍛冶じゃない」
彼は福井県武生市で鍛冶を勉強してきて、どう見ても大野の歴史の流れを汲む作品ではなかったからです。
だが、彼の腕はよく、武生で勉強し得てない作品にも挑戦する。
採算など考えず、大野鍛冶が作った鍬などの農具にも手がける。
「作れるけどもっと速く正確に作れるノウハウを知りたい」と学習意欲は貪欲。
「できれば後継者も作りたい」とも…
大野鍛冶は、戦国の世は武具、太平の世は農具と時代の流れと共に作るものが変化してきてきました。機械化された現代、新たに、手作りの鍛冶をやっていくことは大変困難。しかし、その困難を乗り越えた時、新たなる大野鍛冶として皆に認知されることでしょう。
頑張れ!「長司有三」さん
大野鍛冶:常滑市大野町6-79/0569-42-0880

常滑 大野鍛冶 長司展
日時 3月16日(金)〜31日(土)の金・土曜日。午前10時〜午後3時
場所 生活和骨董の店「和み」(八幡字汐海道89)
内容 鉄のろうそく立て、あんどん、火箸、五徳、吊り物、くぎなどを展示
問合せ 生活和骨董の店「和み」(TEL0562‐32‐6610)